北越急行の美佐島駅。
ここは、赤倉トンネルの途中にある、不思議な駅です。
美佐島駅のホームはトンネルの中にあるので、とてもひんやりとしています。
そしてホーム以外にはなにもない、無機質な感じがたまりません。
安全上、美佐島駅のホームからは2分以内に出なければいけないので、慌てて写真を撮ってゆきます。
美佐島駅のホームと待合室の間には、非常に頑丈な扉があります。
また、地下待合室と駅入り口との間にも頑丈な扉があり、両方が同時に開くことはないそうです。
なぜこんなつくりになっているかと言うと、赤倉トンネル内を通過する列車によって、強烈な風圧が発生するため、このような頑丈な扉でガードしているのだそうです。
美佐島駅に到着したのが9:12。
はくたかがこの美佐島駅を通過するのが、だいたい9:30頃と9:40頃の2回の予定です。
いつも帰省する際にはくたか号の中から美佐島駅を見ていたのですが、今回は初めて美佐島駅からはくたか号の通過を体験します。
噂では大変すごいものと聞いていますが…はたしてどうなのでしょうか。
わくわくしながら通過の時を待ちます。
9:35頃。
ドアの向こうからなにやら異音が聞こえてきました。
これは…電車が来たのでしょう!!
上りのはくたか3号が通過してゆきます。
シュゴォォォォォー!
轟音を上げて、はくたかが通過してゆきます。
カメラはおろか、携帯電話のカメラでもあっさりと撮影が出来たので拍子抜けです。
おもったよりたいしたことないのね…
意外と普通の通過だったので、驚きました。
続いて下りのはくたか4号が通過するので、再びカメラを構えます。
さっきと同じだろう、と思って普通に構えていたら…
ギィィィィィンッ!!!
うるせーーーーー!!!!
※通過動画
https://www.youtube.com/watch?v=YT1lm6Af5MA
まさに一瞬です。
美佐島駅を約4秒、時速160km/hで通過する特急はくたか。
赤倉トンネルに入ってすぐ美佐島駅を通過する上り列車に比べ、充分に加速しきったところで通過する下り列車の差がはっきりと出ていました。
先ほどはくたか3号を見ていただけに、完全に油断していました。
美佐島駅はとても綺麗な駅舎です。
が、アブや蜂が結構大きくて、写真を撮影していたら虫が飛んできて…かなりびっくりしました。
美佐島駅の地上にも待合室があって、電車が来るまでまったりとくつろいでいました。
畳敷きでなんとも公民館のようです。
まったりとくつろぎながら、駅ノートを書いたりしていました。
駅ノートを書いていたら、10時発の下り列車がしずかに発車してゆきました。
地上の待合室からだと、電車の動向がまったくわからないのは…危険です。
おいらも絵を描きたかったのですが、焦ってしまって完全にパニックに。
今度からはいつ駅ノートを見つけてもいいように心構えをしておかないと……ぐぬぬ。
越後湯沢に戻る電車に乗るため、美佐島駅の地下待合室に向かって階段を下りてゆきます。
まだ10時だというのに、そして午後の部もあるというのになんというか旅の満足感が。
それぐらい満喫した、美佐島駅でした。
◆鉄道トンネル堪能の旅
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