今日は1日有給を取って、前々から予約していた「大人の社会見学」ツアーを実施してきました。
今回の目的地は日本国の紙幣「日本銀行券」を印刷している、国立印刷局滝野川工場です。
「専用の申込書」に当日の参加者全員の住所・氏名・職業・年齢を記載して、審査を受けなければ行けません。
人気のある見学ツアーだそうですが、無事見学することが出来ました。

朝9:50頃受け付けということだったので、その時間に間に合うよう皆と待ち合わせをして東京メトロ西ヶ原駅に向かいます。
西ヶ原駅と言えば、東京メトロ管内では最も1日の昇降者数が少ない駅ということで、前から気になっている駅でした。
その西ヶ原駅のすぐ横にあるのが、国立印刷局滝野川工場です。
ちなみに硬貨を作っているのは「造幣局」で、お札を作っているところは「印刷局」です。

「独立行政法人 国立印刷局滝野川工場」。
ここでお札を印刷したりしているのですね…
早速受付でチェックを行い、中にある研修室で待機します。

早速、研修とお札についての説明を受けます。
すかしの技術や特殊インキのことなど、いろいろな説明がありました。
また、この国立印刷局の工場は上空から見ると「P」(Print)の文字になっているのだとか。
工場の見学の際には見学証が配られ、これを肩からかけて工場内を歩くことに。
工場内は基本的に撮影禁止なので、撮影可能だったものだけを紹介して行きます。

こちらがお札の原料となる「ミツマタ」という種類の木です。
必ず三つ又の枝になると言うことから「ミツマタ」と呼ばれるようになったのだとか。
そして、印刷工場に入って行きます。
インクと紙の臭いが漂い、印刷所!という感じです。
書店の新刊コーナーのような臭いをきつくしたものといえば正しいでしょうか。
印刷工場内は専用の見学コーナーから見ていましたが、それでも印刷機の音が気になるぐらいうるさくて…
実際の工場内はもっとうるさいのでしょう…

日本の最初のお札に描かれていた鳥が鳳凰だったこともあり、鳳凰が印刷局のシンボルとなっていました。
かつては印刷局の建物に乗っていたという鳳凰像。関東大震災で印刷局が倒壊した後は、このように地上で展示されているのだそうです。

印刷局での目玉コーナーの1つが、この「1億円もてますか?」というコーナーです。
1万円札は約1gだそうで、1億円で約10kgなのだそうです。
盗難防止の為に持ちづらいということもありますが、結構ずっしりとして重いです。
米袋を地面に置いてそれをぐっと持ち上げるようなそんな感覚に煮ています。
1時間半の見学でしたが、本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。
派手なものはありませんでしたが、お札の細かな違いなどについていろいろと知ったこともあったので、とても有意義な見学でした。
機会があればぜひ見て欲しいところですね!
※独立行政法人 国立印刷局滝野川工場http://www.npb.go.jp/
住所:東京都北区西ヶ原2-3-15
TEL:03-5567-1102
※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。