天竜峡駅始発の電車に乗って、一路飯田を目指します。
しかし同時に、そろそろ「究極超人あ~る」でもおなじみの「アレ」が近づいてきます。
「究極超人あ~る」のおかげで全国的に有名になり、「探偵!ナイトスクープ」でも実際に走ったという「飯田線と競争」。
一応、旅行前に列車の通過時刻や路線ルートを下調べしていて、もしも走れる場合なら…とある程度は用意していましたが、悩みの種は2つありました。
1つは、「実際に走りきれるのか」という不安。
もう1つは、「飯田線を完全乗車したい」という気持ちでした。
この電車の場合、21分で走りきることが前提となるため、伊那上郷駅で乗り遅れることは計算のうちに入っていましたが、飯田線の下山村~飯田~伊那上郷間を乗れないのは残念なので、今回走るかどうかは天竜峡駅の電車を待つ時間でも悩みの種でした。
しかも天竜峡駅での発車が遅れたらしく、電車が3分ほど遅れているとのこと。
間違いなく回復運転や待ち時間の短縮があり得るため、今回は走るのを諦めよう、そう思ったときでした。
川路駅から乗ってきた男性2人が、座席に座るなりなにやらぶつぶつ喋りながら地図を見ていました。
その地図はまさか…!
どう見ても下山村駅~伊那上郷駅までの地図です。
「飯田線ダッシュ」の攻略サイトはいくつかあるのですが、そこで見たマップを手にしていました。
下山村駅に着くちょっと前、いてもたってもいられず、おいら達はその男性2人に声をかけました。
「これから、走るんですか?」
その問いはビンゴでしたが、彼らはかなりの大荷物のよう。
これを持って走るのは大変そうです。
そこで、おいら達が飯田線の車内に残り、荷物の見張りをすることを引き受けました。
「もしも間に合わなかったら、伊那上郷駅に荷物を下ろしておく」という約束をして、彼らと別れました。
飯田線ダッシュはおいら達の代わりに彼らが走る…
そう思うとなんだか結果が楽しみになってきます。
ただ普通の風景も、なんだかわくわくするものに変わります。
鼎駅、切石駅と過ぎて飯田駅に。
飯田では5分停車するとのことで、写真を撮ったりジュースを買ったりしていました。
はたしてこの停車で無事たどり着けるか…ついに伊那上郷駅に到着します。
伊那上郷駅のホームを見たところ、人がいなさげでした。
そこで、荷物を持っておいら達も降りて伊那上郷駅周辺をぶらつこうと思っていたら、下山村駅で別れた2人が乗り込んできました。
間に合った!!! すげーー!!
飯田線のダッシュをすることは、やる気があればいつでもできる。
でも、走る人を待つ側になるという体験は意外とできません。
本当に今回は非常に貴重な体験をしました。
結局飯田では降りることなく、そのまま次の目的地の田切駅を目指すことになりました。
でも、目的の1つだった飯田線完全乗車もこれで果たせそうなので、今度飯田に来るときは走るために来たいですね。
そのときはあえて伊那上郷→下山村ルートを走るのでもやってみようかしら…!?
◆「究極超人あ~る」を訪ねる飯田線の旅
→「究極超人あ~る」を訪ねる飯田線の旅【目次】
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