禾生駅(かせいえき)から山梨県立リニア見学センターに向かいます!


禾生駅駅舎。

禾生駅は業務委託先の駅員が住み込みで行っている駅舎で、待合室などは簡素な感じ。
また駅前にタクシー乗り場はなく、またタクシーの連絡先もなかったので、駅員さんに頼んでタクシーを呼んでもらいました。
パンフレットによると禾生駅から山梨県立リニア見学センターまでは徒歩で30分ほどなので結構な距離があるのかな、と思っていたら…


山梨県立リニア見学センター。

唖然あれ? あっさりと着いちゃったよ…

まさかタクシー初乗り運賃で到着するとは思いもしませんでした。
山の上にあるので確かに禾生駅から徒歩で来るのは大変だけども、思ったよりも距離はないようでした。

この山梨県立リニア見学センターは、リニア山梨実験線の基地でもあり、こちらの施設でリニアの走行試験などの管理を行っています。
今日は走行試験は行われていないものの、平日はリニアの走行試験が行われていて無料でこの施設からリニアが走っているところを見ることが出来るそうです。


リニア見学センターの展示物。

リニア見学センターの展示物はリニアモーターカーの歴史やその構造などについての展示が主で、思っていたほど展示内容は多くありません。
名古屋にある「リニア・鉄道館」でのリニアモーターカーの展示コーナーと規模も内容もそんなに代わり映えしないのですが、その辺はまだ発展途中の技術であるため仕方ないのでしょうか。
ちなみに最新型のリニア車両「L0系」の情報はリニア見学センターにはまだありませんでした。


山梨リニア実験線。

3階の展望スペースから見ることが出来る、これが山梨リニア実験線です。
よく写真で見るあの橋やトンネルを間近に見ることが出来ます。
今日はリニア線内に工事車両が停まっていて、保線を行っている様子でした。


コイルもじっくりと見れます。

リニアモーターカーの推進力となるコイルも実物をじっくりと見ることが出来ました。
このコイルが磁極を持ってリニアモーターカーを走らせる…という理屈は理解しているんですが、それが580km/h以上の速度を生み出させるものにできるというところまでまだピンと来ていません。

この山梨実験線での今後の動きとしては、現状の実験線の延長を2013年までに行い、L0系を使って最大12両編成の運転試験を行うようにするとのこと。
中央リニア新幹線の開業予定が2025年以降と言われているけれど、あっという間にその時が来てしまうのかな…と思います。


リニア車内見学コーナー。

また野外にはリニア車内見学コーナーがあり、リニアモーターカーの実際の座席に座ったり、また走行中の動画を見ることが出来るコーナーがありました。
こちらの方はリニア・鉄道館とは違いリニアの紹介の方をメインにしているため速度を体感、という感じの展示ではありませんでした。


リニア車内見学。

また、MLX001の座席もそのまま展示されていました。
こちらに座ることも出来ます。

JR東海と山梨県の施設だけども思ったよりも観光客もおらずじっくりと見て回ることが出来た山梨リニア実験線。
リニア・鉄道館よりは地味だけど、これから新車両が導入されたり、また実際にリニア新幹線が走るようになった頃でも見学スペースとして残るのでしょうか。
気になるところですね。

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